オフライン環境での構築

インターネットに接続できない環境で KE2.0 をセットアップする必要がある場合、次のような手順が必要になります。

  • オンライン環境でコンテナイメージを pull してファイルにセーブする
  • オフライン環境のサーバにセーブファイルを転送してロードする

コンテナイメージのセーブ

オンライン環境で ke2-docker パッケージのいずれかの構成のディレクトリで、docker compose pull を実行してコンテナイメージを取得してください。

$ docker compose pull

docker images コマンドでいくつかのイメージが存在していることを確認してください。

$ docker images

docker save コマンドでコンテナイメージをセーブしてください。ファイルサイズが大きくなるのでここでは gzip で圧縮しています。

$ docker save $(docker images --format "{{.Repository}}") | gzip > ke2-docker-images.gz

このときコマンドを実行した docker 環境に存在する全てのコンテナイメージがセーブされます。 不要なコンテナイメージが含まれている場合は不要なイメージを削除してから実行するか、 docker save コマンドのオプションに必要なコンテナイメージだけを指定するようにしてください。

$ docker save kompira.azurecr.io/kompira-enterprise registry.hub.docker.com/library/{rabbitmq,postgres,redis,nginx} | gzip > ke2-docker-images.gz

イメージファイルの転送

インストール先となるオフライン環境のサーバに、上でセーブした ke2-docker-images.gz ファイルを転送してください。

コンテナイメージのロード

ke2-docker-images.gz ファイルを転送したサーバ上で docker load コマンドを実行して、コンテナイメージをロードしてください。

$ zcat ke2-docker-images.gz | docker load

docker images コマンドでいくつかのイメージが存在していることを確認してください。

$ docker images

この環境で各構成のセットアップ手順を実施するとき、docker compose pull 手順はスキップできるようになります。