Kompira Sonar 基本マニュアル 目次

Kompira Sonar 基本マニュアル

株式会社フィックスポイントの Kompira Sonar 基本マニュアルです。

最終更新日: 2024/03/27

Kompira Sonar とは

Kompira Sonar(以下、Sonar)は、オンプレ/クラウド問わずに構成情報の収集が可能なサービスです。

IP リーチャブルな範囲なら、Ksocket を一台のサーバにインストールするだけで必要な構成情報を自動で取得できます。

スキャンする際には、構成情報を収集する範囲、収集の開始地点、除外範囲などを自由に設定することができます。

chrome_G0t4lHccQR

用語

本マニュアルに登場する用語について説明します。

用語説明
スキャンネットワーク(同じサブネット内)の特定の時点での構成情報を探索し取得すること
Ksocketスキャンを行うためにネットワーク内に配置するソフトウェア
スナップショットスキャンで取得した特定の時点での構成情報
ノードスナップショットで得られた機器の情報を集約したもの
新規ノード規定日数以内に新たに検知されたノード
既存ノード新規ノードに該当せず消失していないノード
消失ノード最後に検知されてから規定日数以上経過したノード
許可アドレス・ネットワークスキャンを許可する IP アドレスのリスト
除外アドレス・ネットワークスキャンから除外する IP アドレスのリスト
Ksocket トークン一定期間だけ有効な Kscoket 接続用の認証用文字列
タグ検知したノードに対して設定可能な名称(タグ名)と値(タグ値)の組み合わせ

基本的な利用方法

WEBGUI より、以下の方法にて Sonar の各機能を利用することが可能です。

  • トップページ内青色の「Sonar」領域内の各リンクをクリック
  • 左側メニュー領域にて「Sonar」をドリルダウンし各リンクをクリック

前者はトップページでしか利用できませんが、後者はどのページからでも利用可能です。

vF1qoFMF8x

また、一部の機能(Ksocket)については、以下の共通メニュー内から利用します。

こちらはどのページからでも利用可能です。

POWERPNT_pNTS3d20Ys

要素と機能

Sonar を構成する要素と機能について説明します。

各要素の管理画面についても記載します。

ネットワークメニュー

ネットワークでは、Ksocket によってスキャンされた構成情報の確認とスキャンの設定が行えます。

vhWDTzPn4I

表示名はリンクになっており、クリックすることで詳細情報の確認ができます。

検索メニュー

検索では、スキャンで得られた管理ノードを詳細な条件で検索することができます。

wgENNSRBtL

設定手順

Sonar の設定手順について説明します。

設定は、以下の手順で行います。

  1. Ksocket のセットアップ
  2. ネットワークの作成
  3. スキャンの設定と実行

Ksocket のセットアップ

Ksocket のセットアップを行います。

Ksocket とは、ネットワーク上の構成情報をスキャンによって取得するためのソフトウェアです。

スキャンしたいネットワーク内のサーバー上に、最低1台の Ksocket をインストールする必要があります。

Ksocket トークンの発行

Ksocket と Sonar を接続するにあたって必要な Ksocket トークンを発行します。

Ksocket トークンを発行するには、まず Ksocket の作成が必要です。

アカウントメニューの設定より、Ksocket メニューを開きます。

POWERPNT_pNTS3d20Ys

右上の「+」をクリックし、表示されたダイアログに任意の表示名を入力して保存をクリックします。

ここまでで、Kompira cloud のスペース上に Ksocket を作成できました。

続いて作成した Ksocket に対する Ksocket トークンの発行に移ります。

画面を下にスクロールし「Ksocket トークン一覧」右の「+」ボタンをクリックします。

mqp8hFaXGd

ダイアログが現れるため、Ksocket トークンの失効日を選択し作成をクリックします。

トークンの失効日は、Ksocket を使ってスキャンができなくなる日を指しています。

失効日を超えると新しいトークンの発行が必要になりますので、必要な期間を設けた日付を指定してください。

fzOfpiObl9

Ksocket トークンが発行されるため、安全な別の場所に保存します。

「クリップボードにコピー」をクリックするとトークンの文字列をコピーできます。

トークンの文字列は発行直後しか表示されないため、注意して保存してください。

J9JAjTh2uB

Ksocket トークンを発行すると、「Ksocket トークン一覧」に追加されます。

chrome_CjX16Y740c

Ksocket のインストール

スキャンを行うネットワーク上のサーバーに Ksocket をインストールします。

Ksocket はスキャン対象の端末へのインストールは不要です。

Ksocket のダウンロード

最初に、使用している OS に該当するソフトウェアを「Kompira シリーズ製品情報サイト > ダウンロード > Ksocket ダウンロード」よりダウンロードします。

Ksocket のインストールと接続

続いて、ダウンロードした Ksocket のインストールと接続を行います。

インストールと接続方法については Ksocket 利用マニュアル を参照してください。

WinRM 接続の有効化

Ksocket にて Windows 機の詳細情報を取得するためにはスキャン対象ノード側の WinRM 接続を許可する必要があります。

WinRM 接続を有効化するには以下の手順を対象の Windows PowerShell コンソール(管理者権限)にて実行してください。

ExecutionPolicyRestricted だった場合、RemoteSigned に変更する
  1. 以下のコマンドで現在のステータスを確認します。

    Get-ExecutionPolicy
    
  2. Restrictedと表示された場合は以下のコマンドを実行します。

    Set-ExecutionPolicy RemoteSigned
    
  3. y を入力します。

  4. 再度以下のコマンドを実行し、 RemoteSigned と表示されることを確認します。

    Get-ExecutionPolicy
    
WinRMサービスを実行できるようにする

以下のコマンドを実行します。

winrm qc
Basic 認証で接続する場合は、Basic 認証での接続を許可する

※Basic 認証を利用しない場合、この作業は不要です。

以下のコマンドを実行します。

winrm set winrm/config/service/auth '@{Basic="true"}'
winrm set winrm/config/service '@{AllowUnencrypted="true"}'
ユーザに対して読み取り権限を付与する
  1. 以下のコマンドを実行します。

    winrm configSDDL default
    
  2. 下のようなウィンドウが表示されるため、該当するユーザに読み取り権限と実行権限を許可して適用します。

evmiIcLwg4
WMIリソースのアクセス権限を設定する
  1. 以下のコマンドを実行します。

    wmimgmt.msc
    
  2. 下のようなウィンドウが表示されるため、左上の [操作] > [プロパティ] を選択肢、 [セキュリティ] をタブを表示します。

    mmc_9ITCYLNhxY
  3. [Root] > [CIMV2] の順番に展開し、右下の [セキュリティ] ボタンをクリックします。

    該当するユーザにメソッドの実行とリモートの有効化を許可して適用をクリックします。

    6cNynep8oA
  4. [Root] > [StandardCimv2] の順番に展開し、右下の [セキュリティ] ボタンをクリックします。

    該当するユーザにメソッドの実行とリモートの有効化を許可して適用をクリックします。

    Y207yWPjK8

Sonar と Ksocket の接続確認

Ksocket トークンの認証が完了し、Sonar と Ksocket が接続したことを確認します。

使用している Kompira cloud スペースにて、設定を開きます。

k3gMySEovv

Ksocket メニューを選択し、「Ksocket トークンの発行」にて作成した Ksocket のステータスが「接続済み」となっていることを確認してください。

ITZjoOAhNL

ネットワークの作成

ネットワークの作成を行います。

Sonar のメニューより「ネットワーク」を選択し、右上のプラスボタンをクリックします。

A1J7uN9O1W

表示されたダイアログに任意の表示名を入力し、保存をクリックします。

XfMBoRNxio

新規ネットワークが作成され、詳細画面に遷移します。

スキャンの設定と実行

Ksocket のスキャンの設定と実行について説明します。

前節にて作成したネットワークの詳細画面にて操作を行います。

スキャンの設定

Ksocket がスキャンするための設定を行います。

「スキャン」のタブに移動します。

共通設定

スキャンの設定ボックスに必要に応じて設定事項を入力します。

ここでの設定がネットワークにおける共通の設定となり、後から設定する Ksocket ごとの個別設定が空欄である場合に本共通設定が適用されます。

任意設定ですので、不要な場合は次項に進んでください。

  1. スキャン起点アドレス

    スキャンの起点となる IPv4 アドレスの追加候補です。
    便宜的に IPv4 ネットワークも指定可能です。 その場合は IPv4 アドレスとして展開されます。
    通常のスキャンでは取得できない既知のアドレスが存在する場合に利用してください。
    なお、安全のため起点アドレス数の合計が 65536 を超えると、スキャン実行自体が拒否されます。

  2. 許可アドレス・ネットワーク

    パケットの送信を許可する IPv4 アドレス・ネットワークです。
    ここに指定された IPv4 アドレス・ネットワークに含まれる IPv4 アドレスにのみパケット送信を行います。
    未指定の場合は 0.0.0.0/0 が指定されている(全てのアドレスに対するパケット送信を許可)としてスキャンを行います。
    既知のアドレス・ネットワークのみをスキャン対象としたい場合に利用してください。

  3. 禁止アドレス・ネットワーク

    禁止アドレス・ネットワーク パケットの送信を禁止する IPv4 アドレス・ネットワークです。
    ここに指定された IPv4 アドレス・ネットワークに含まれる IPv4 アドレスにはパケット送信を行いません。
    「許可アドレス・ネットワーク」に含まれる IPv4 アドレスでも「禁止アドレス・ネットワーク」に含まれる場合はパケット送信を行いません。
    既知のアドレス・ネットワークをスキャン対象から外したい場合に利用してください。

  4. パブリック(グローバル)アドレスを許可する

    初期状態の Sonar では、パブリックIPに対するスキャンを行わないように設定されているため、必要な場合にはチェックを入れます。
    チェックを入れる場合、「許可アドレス・ネットワーク」の欄に1つ以上のアドレス・ネットワーク指定が必要です。

スキャンの設定では、TCP で生存確認を行う際のポート番号を指定することも可能です。1

スキャン設定画面にある「詳細設定」をクリックします。

デフォルトでは「TCP を使った生存確認を有効にする」にチェックが入っており、「TCPポート」に 21、22、23、25、53、80、135、139、443、445、587、5985 が指定されています。

Ksocket の選択と設定

スキャンに使用する Ksocket にチェックを入れます。

さらに、前項で設定した共通設定ではなく Ksocket ごとに設定を上書きしたい場合には、続けて Ksocket の設定を行います。

1

ポート番号の指定は、スケジュール設定画面からも設定が可能です。
スケジュール機能については、「設定手順 > スキャンの設定と実行 > スキャンのオプション > スケジュール」を参照してください。

スキャンの実行

設定した内容のスキャンを実行します。

「保存してスキャン」をクリックします。1

NdRClbdZ39

スキャンが開始されると、画面表示が自動的に「スナップショット」のタブに移行します。

p8mxgDNb7W

スキャン完了後、「ノード」をクリックするとスキャンされたノード一覧が確認できます。

OuDeNFVUo2
1

必要に応じてスキャン内容を保存・実行することが可能です。

操作項目内容
保存してスキャンスキャンに使用する Ksocket やスキャン範囲の設定などを保存し、そのままスキャンを実行します。
デフォルトとして保存スキャンに使用する Ksocket やスキャン範囲の設定などの保存のみを行います。
スキャン開始保存されているスキャン設定に従ってスキャンを実行します。

スキャンのオプション

スキャンに関するオプション機能について説明します。

スキャンのオプションには「スケジュール」と「通知」があります。

スケジュール

スケジュール機能を使い、最大3つまでスキャン実施のスケジューリングが可能です。

スキャンタブの左端にある「スケジュール」をクリックします。

右上の「1回のみ」「毎日」「毎週」「毎月」いずれか適したものを選択します。

lblonLG1iI

選択した内容に合わせて表示名や日時を指定します。

設定したスケジュールは、一覧として表示されます。

スケジュールを編集したい場合は右端の「︙」より操作可能です。

TAJtfY3nQw

さらに、「カスタム設定を利用する」にチェックを入れると、スキャンの詳細な設定が可能です。

通知

通知では、メールもしくは Webhook による通知が可能です。

スキャンタブの左端にある「通知」をクリックします。

右上の「メール」もしくは「Webhook」を選択します。

kuN1tkGVth
メール

通知を受けたいメールアドレスを設定します。

アドレスの設定は5件まで可能です。

chrome_7tZZY16JCv
webhook

任意の Web サービスなどに対する URL を設定します。

chrome_t5CPIQOLkg
通知例

今回は、スキャン開始成功時と失敗時にメールと webhook にて通知が来るよう設定しました。

K9aK3hLQGq

実際にスキャンを行うと、スキャン開始に成功し下の通りメール通知が届きました。

Z4xfK5rmFf

また、webhook でも次の様にリクエストボディを受信しました。

{
  "network": {
    "networkId": "5224ea98-99fd-45e8-bd35-6612efb8a882",
    "displayName": "sample",
    "becomeStableAfter": 7,
    "becomeOutdatedAfter": 30,
    "configuration": {},
    "createdAt": "2022-06-15T01:43:19Z",
    "createdBy": "27db4892-08e6-47a0-8d2b-97de8d837664",
    "updatedAt": "2022-06-15T01:43:19Z",
    "updatedBy": "27db4892-08e6-47a0-8d2b-97de8d837664",
    "numberOfNewNodes": 0,
    "numberOfStableNodes": 0,
    "numberOfOutdatedNodes": 0
  },
  "snapshot": {
    "snapshotId": "1c67f180-3492-46e5-ba30-dc04ddfccb91",
    "networkId": "5224ea98-99fd-45e8-bd35-6612efb8a882",
    "task": {
      "taskId": "6018bec6-73a5-4090-a69d-e7592d6a0d16",
      "status": "started",
      "startedAt": "2022-06-16T03:25:03Z"
    },
    "scanSettings": {
      "93852146-74f8-4a19-8015-103b0eb11807": {
        "allowPublicIPs": false,
        "healthCheck": {
          "tcp": {
            "isDisabled": false,
            "ports": [
              21,
              22,
              23,
              25,
              53,
              80,
              135,
              139,
              443,
              445,
              587,
              5985
            ]
          }
        }
      }
    },
    "configuration": {
      "93852146-74f8-4a19-8015-103b0eb11807": {
        "allowPublicIPs": false
      }
    },
    "ksockets": {
      "93852146-74f8-4a19-8015-103b0eb11807": {
        "status": "requested",
        "displayName": "Ksocket",
        "configuration": {
          "allowPublicIPs": false
        },
        "scanSetting": {
          "allowPublicIPs": false,
          "healthCheck": {
            "tcp": {
              "isDisabled": false,
              "ports": [
                21,
                22,
                23,
                25,
                53,
                80,
                135,
                139,
                443,
                445,
                587,
                5985
              ]
            }
          }
        }
      }
    },
    "numberOfNodes": 0,
    "numberOfAddresses": 0,
    "numberOfNodeAggregations": 0,
    "numberOfNicAggregations": 0,
    "numberOfAddressAggregations": 0,
    "createdAt": "2022-06-16T03:25:03Z",
    "createdBy": "27db4892-08e6-47a0-8d2b-97de8d837664"
  },
  "task": {
    "taskId": "6018bec6-73a5-4090-a69d-e7592d6a0d16",
    "namespace": "sonar",
    "method": "scan",
    "params": {
      "configuration": {
        "93852146-74f8-4a19-8015-103b0eb11807": {}
      },
      "networkId": "5224ea98-99fd-45e8-bd35-6612efb8a882"
    },
    "reference": {
      "snapshotId": "1c67f180-3492-46e5-ba30-dc04ddfccb91"
    },
    "status": "started",
    "startedAt": "2022-06-16T03:25:03Z",
    "createdAt": "2022-06-16T03:25:03Z",
    "createdBy": "27db4892-08e6-47a0-8d2b-97de8d837664"
  }
}

スキャン内容の確認

Sonar によってスキャンした内容について、様々な方法で確認が可能です。

各画面からの確認方法について説明します。

スナップショット

スキャンが実行されると、スナップショットが作成されます。

スナップショットには、スキャンした時点のネットワーク・各ホストの状態 (アドレス情報やアドレスに紐づいたホストの持つパッケージの情報等) が含まれています。

「スナップショット」は、ネットワーク詳細画面の「スナップショット」タブにて確認できます。

chrome_1E4bNIlxqG

ノード

スナップショットの情報を集約し、各機器の情報や状態は管理ノードとして扱われます。

管理ノードは「ノード」のタブで確認できます。


ノードの表示名をクリックすると、ノードの詳細情報が確認可能です。


右上の歯車マークからは、ノードの表示項目を変更することできます。

ノードのステータス移行

「ノード」には、最新のスキャン結果だけではなく、過去のスキャンで取得された情報が表示されます。

対象機器の停止等の理由により、最新のスキャンでノードが検知されなかった場合でも、手動削除しない限りノード一覧から自然に消えることはありません。

新規検知からの経過日数により、ノードのステータスが移行します。

  • 新規ノード:規定日数以内に新たに検知されたノード
  • 既存ノード:新規ノードに該当せず消失していないノード
  • 消失ノード:最後に検知されてから規定日数が経過したノード

ステータスが移行する規定日数は、各ノードごとに設定が可能です。

ネットワーク作成時に設定する場合

ネットワークを作成する際に、「詳細設定」にチェックを入れます。

下に「新規ノードが既存ノードになるまでの日数」と「既存ノードが消失ノードになるまでの日数」が表示されるため、指定したい日数を入力し保存ボタンをクリックします。

Hu86mMlH2B

作成済みのネットワークを編集する場合

規定日数を設定したいネットワークの右端にある「︙」から、「編集」をクリックします。

表示されたダイアログに「新規ノードが既存ノードになるまでの日数」と「既存ノードが消失ノードになるまでの日数」が表示されるため、指定したい日数を入力し保存ボタンをクリックします。

chrome_bXcDC72PQE

スキャン可能なノード項目

スキャンにより取得が可能な項目は下記の通りです。

詳細は、Kompira Sonar 基本マニュアル > 仕様情報 を参照してください。

Windows

  • システム
  • 検知アドレス
  • インターフェース
  • Windows
  • デフォルトゲートウェイ
  • BIOS
  • マザーボード
  • 製品
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • インストール済みパッケージ
  • Windows アップデート

以下の項目は、Amazon EC2, Azure VM, vSphere , Google Compute Engine 上のノードである場合に取得可能な項目です。
※インスタンスタグは Google Compute Engine では取得不可

  • インスタンス
  • インスタンスタグ

Linux

  • システム
  • 検知アドレス
  • インターフェース
  • カーネル
  • デフォルトゲートウェイ
  • BIOS
  • マザーボード
  • 製品
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • インストール済みパッケージ

以下の項目は、Amazon EC2, Azure VM, vSphere , Google Compute Engine 上のノードである場合に取得可能な項目です。
※インスタンスタグは Google Compute Engine では取得不可

  • インスタンス
  • インスタンスタグ

NW 機器

  • 検知アドレス
  • インターフェース

vSphere

ESXi
  • システム
  • 検知アドレス
  • インターフェース
  • カーネル
  • デフォルトゲートウェイ
  • BIOS
  • マザーボード
  • 製品
  • CPU
  • メモリ
  • ストレージ
  • インストール済みパッケージ
vCenter Server
  • システム
  • カーネル

タグの設定

Sonar で検出したノードに対してタグを設定することができます。

ノードに対して、任意の名称と値の組み合わせを「タグ」として追加が可能です。

また、タグを設定することにより、構成図上にてグルーピング表示することもできます。

ネットワークからノードの詳細画面を開き、「タグ」タブを選択し、右端の「+」をクリックします。

表示されたダイアログに任意の名称と値を入力し、保存をクリックします。

必要に応じて「+」からタグを追加できます。

タグ一覧よりタグが作成されたことが確認できます。

また、ノードの詳細画面では右上にタグが表示されるようになります。

タグを一括設定する場合

ネットワークの詳細画面より、複数のノードに対して一括でタグを設定することができます。

タグを設定したいノードについて、ノード一覧の左端にあるチェックボックスにチェックを入れ、左上のタグ追加マークをクリックします。


上述と同様にダイアログが表示されるため、名前と値を設定して保存ボタンをクリックします。

タグ検索機能にて、選択したノードについてタグが一括で付与されたことを確認できます。

タグ検索機能については、「タグによるノード検索」を参照してください。

タグによるノード検索

「タグの設定」にて設定したタグからノードを検索することができます。

ネットワークの詳細画面を開き、「ノード」タブを選択します。

「タグ検索」欄にカーソルを合わせ、検索したいタグ名を入力します。

タグ名の候補をクリックするかエンターキーを入力しタグ名を選択します。


続いて検索したいタグ値を入力します。

タグ値の候補をクリックするかエンターキーを入力しタグ値を選択します。

タグ値の選択において「*」を指定すると、すべてのタグ値を含めて検索できます。

タグ値を選択すると、タグによる検索が行われます。


同様の操作を行うことで、複数のタグを指定し検索することも可能です。

構成図

「構成図」のタブでは、スキャンした各機器をネットワークアドレス単位でまとめて視覚的に確認できます。

pbXX36lTQx

画面右の検索からは、ネットワーク内のスキャン機器を検索することができます。

chrome_eB3bG8kwvu

構成図については、直接クリック&ドラッグすることで編集も可能です。

chrome_VAVtQZARXC

さらに、「タグの設定」にて作成したタグにより、グルーピング表示ができます。

「タグ表示」をクリックします。

グルーピング表示したいタグを選択すると、タグごとにグルーピングされ表示されるようになります。

検索

「検索」では、スキャンで取得したノード情報を様々な条件で検索することができます。

Sonar メニューの「検索」を開き、「使用例」をクリックします。

E3H2WjV9WB

検索項目の例の表示から、検索したい情報に該当する例文を確認します。

5tv3dGYNGQ

今回は、sample という文字を含むノードを探すことにします。

使用例に倣い、検索クエリに network:"sample" と入力し Enter を押下します。

Yjn0TIs8tQ

画面を下にスクロールすると、sample という名前のノードを3つ検索できたことが分かります。

chrome_jMwNH03rCr

その他

具体的な活用方法については、当社製品サイトのKompira シリーズ製品情報 >サービス活用方法をご覧ください。

その他、本サービスについてご質問がございましたら、株式会社フィックスポイントの公式コミュニティにお問い合わせください。

仕様情報

Sonar の仕様情報について記載します。

スキャン対象

項目内容備考
スキャン対象Windows
Linux
NW機器
vSphere
他 SNMP 対応機器
詳細は Kompira Sonar 詳細情報取得対応機器一覧 を参照
機器詳細情報取得に使用するプロトコルWinRM
SSH
SNMP
機器種別ごとに左記プロトコルのいずれか1つ以上を利用して構成情報を収集

Windows

Windows のスキャンにおいて取得可能な情報の詳細な内容は、WinRM による詳細情報取得一覧 を参照してください。

項目内容備考
システムファミリ
バージョン
シリアル
検知アドレスアドレス
サブネット
ホスト名
サービス
ベンダ
インターフェースインターフェース名
アドレス
ネットマスク
MAC アドレス
ベンダ
Windowsバージョン
OS ビルド
デフォルトゲートウェイアドレス
インターフェース名
BIOSベンダ名
バージョン番号
マザーボードベンダ名
モデル番号
バージョン番号
シリアル番号
製品モデル番号
モデル名
シリアル番号
バージョン番号
ファームウェアバージョン番号
ベンダ名
CPUソケット数
コア数
プロセッサ数
メモリ
ストレージドライブ数
合計サイズ
インストール済みパッケージ
Windows アップデート
インスタンスプロバイダ
プラットフォーム
インスタンス ID
インスタンスタイプ
インスタンス名
イメージ ID
リージョン
ゾーン
Amazon EC2, Azure VM, vSphere , Google Compute Engine 上のノードである場合に取得可能
インスタンスタグAmazon EC2, Azure VM, vSphere 上のノードである場合に取得可能
※Google Compute Engine では取得不可

Linux

Linux のスキャンにおいて取得可能な情報の詳細な内容は、SSH による詳細情報取得一覧 を参照してください。

項目内容備考
システムファミリ
バージョン
シリアル
検知アドレスアドレス
サブネット
ホスト名
サービス
ベンダ
インターフェースインターフェース名
アドレス
ネットマスク
MAC アドレス
ベンダ
カーネル名前
バージョン
リリース
デフォルトゲートウェイアドレス
インターフェース名
BIOSベンダ名
バージョン番号
マザーボードベンダ名
モデル番号
バージョン番号
シリアル番号
製品モデル番号
モデル名
シリアル番号
バージョン番号
ファームウェアバージョン番号
ベンダ名
CPUソケット数
コア数
プロセッサ数
メモリ
ストレージドライブ数
合計サイズ
インストール済みパッケージ
インスタンスプロバイダ
プラットフォーム
インスタンス ID
インスタンスタイプ
インスタンス名
イメージ ID
リージョン
ゾーン
Amazon EC2, Azure VM, vSphere, Google Cloud 上のノードである場合に取得可能
インスタンスタグAmazon EC2, Azure VM, vSphere 上のノードである場合に取得可能
※Google Cloud では取得不可

NW 機器

NW 機器のスキャンにおいて取得可能な情報の詳細な内容は、Kompira Sonar 詳細情報取得対応機器一覧 の SNMP 項を参照してください。

項目内容備考
検知アドレスアドレス
サブネット
ホスト名
サービス
ベンダ
インターフェースインターフェース名
アドレス
ネットマスク
MAC アドレス
ベンダ

vSphere

ESXi

項目内容備考
システムファミリ
バージョン
シリアル
検知アドレスアドレス
サブネット
ホスト名
サービス
ベンダ
インターフェースインターフェース名
アドレス
ネットマスク
MAC アドレス
ベンダ
カーネル名前
バージョン
リリース
デフォルトゲートウェイアドレス
インターフェース名
BIOSベンダ名
バージョン番号
マザーボードベンダ名
モデル番号
バージョン番号
シリアル番号
製品モデル番号
モデル名
シリアル番号
バージョン番号
ファームウェアバージョン番号
ベンダ名
CPUソケット数
コア数
プロセッサ数
メモリ
ストレージドライブ数
合計サイズ
インストール済みパッケージ

vCenter Server

項目内容備考
システムファミリ
バージョン
シリアル
カーネル名前
バージョン
リリース

クレデンシャルファイル

項目内容備考
設置場所Ksocket 導入端末内、各プロトコル用ディレクトリ配下に配置詳細は Ksocket 利用マニュアル を参照
暗号化可能

ネットワーク

項目内容備考
ネットワーク表示名の上限30文字まで
ネットワーク作成数の上限無制限

スキャン

項目内容備考
指定可能オプションスキャン起点アドレス
許可アドレス・ネットワーク
禁止アドレス・ネットワーク
グローバル IP のスキャン有無
TCP を使用して生存確認を行う際のポート番号
CIDR 表記、または IP アドレスにて指定
オプション指定数の上限各1000個まで
追加される起点アドレスの上限65536個まで
同時スキャン実行数の上限1

スナップショット

項目内容備考
履歴保存数の上限契約プランにより異なるスタンダード:300
プロフェッショナル:1000

ノード

項目内容備考
ノード一覧ネットワークごとにノードの一覧表示可能
新規ノード一定日数以内に発見されたノードを「新規ノード」として一覧に表示日数は変更可能
デフォルトは7日間
消失ノード一定日数の間見つかっていないノードを「消失ノード」として一覧に表示日数は変更可能
デフォルトは30日間
ノード取得数の上限契約プランにより異なるスタンダード:300
プロフェッショナル:1000

スケジュール機能

項目内容備考
スケジュール表示名の上限30文字まで
スケジュール設定数の上限無制限
設定可能な実行頻度1回
毎日
毎週
毎月

通知機能

項目内容備考
通知表示名の上限30文字まで
通知作成数の上限無制限
通知方法メール
webhook
1つの通知で通知可能な宛先数の上限メール:5アドレスまで
webhook:1URL まで
通知可能タイミングスキャン開始時
スキャン開始失敗時
スキャン正常終了時
スキャン異常終了時
新規ノード発見時
消失ノード発見時

検索機能

項目内容備考
検索方法カテゴリの指定、あるいは全項目に対する文字列一致/不一致検索
複合検索可能(AND/ORの組み合わせ)
指定可能カテゴリネットワーク名
ノード名
システム名
IP アドレス
ホスト名
MAC アドレス
NIC ベンダ名
パッケージ名/バージョン
WindowsUpdate
シリアル番号
ノード ID
ネットワーク ID

構成図機能

項目内容備考
描画方式Ksocket からスキャンを行った各機器をネットワークアドレス単位でまとめて描画

Ksocket

項目内容備考
Ksocket 表示名の上限30文字まで
Ksocket 接続数の上限無制限
Ksocket トークン発行数の上限無制限
1トークンに対する Ksocket 接続数の上限1
通信要件TCP-443 WSS