スキャンの設定

スキャンの設定をします。

「スキャン」のタブに移動します。

共通設定

スキャンの設定ボックスに必要に応じて設定事項を入力します。

ここでの設定がネットワークにおける共通の設定となり、後から設定する Ksocket ごとの個別設定が空欄である場合に本共通設定が適用されます。

任意設定ですので、不要な場合は次項に進んでください。

  1. スキャン起点アドレス

    スキャンの起点となる IPv4 アドレスの追加候補です。
    便宜的に IPv4 ネットワークも指定可能です。 その場合は IPv4 アドレスとして展開されます。
    通常のスキャンでは取得できない既知のアドレスが存在する場合に利用してください。
    なお、安全のため起点アドレス数の合計が 65536 を超えると、スキャン実行自体が拒否されます。

  2. 許可アドレス・ネットワーク

    パケットの送信を許可する IPv4 アドレス・ネットワークです。
    ここに指定された IPv4 アドレス・ネットワークに含まれる IPv4 アドレスにのみパケットを送信します。
    未指定の場合は 0.0.0.0/0 が指定されている(全てのアドレスに対するパケット送信を許可)としてスキャンを行います。
    既知のアドレス・ネットワークのみをスキャン対象としたい場合に利用してください。

  3. 禁止アドレス・ネットワーク

    禁止アドレス・ネットワーク パケットの送信を禁止する IPv4 アドレス・ネットワークです。
    ここに指定された IPv4 アドレス・ネットワークに含まれる IPv4 アドレスにはパケットを送信しません。
    「許可アドレス・ネットワーク」に含まれる IPv4 アドレスでも「禁止アドレス・ネットワーク」に含まれる場合はパケットを送信しません。
    既知のアドレス・ネットワークをスキャン対象から外したい場合に利用してください。

  4. パブリック(グローバル)アドレスを許可する

    初期状態の Sonar では、パブリック IP に対してスキャンしないように設定されているため、必要な場合にはチェックを入れます。
    チェックを入れる場合、「許可アドレス・ネットワーク」の欄に 1 つ以上のアドレス・ネットワーク指定が必要です。

スキャンの設定では、TCP で生存確認を行う際のポート番号を指定もできます。1

スキャン設定画面にある「詳細設定」をクリックします。

デフォルトでは「TCP を使った生存確認を有効にする」にチェックが入っており、「TCP ポート」に 21、22、23、25、53、80、135、139、443、445、587、5985 が指定されています。

Ksocket の選択と設定

スキャンで使用する Ksocket にチェックを入れます。

さらに、前項で設定した共通設定ではなく Ksocket ごとに設定を上書きしたい場合には、続けて Ksocket を設定します。

1

ポート番号の指定は、スケジュール設定画面からも設定が可能です。
スケジュール機能については、「設定手順 > スキャンの設定と実行 > スキャンのオプション > スケジュール」を参照してください。