同種のアラート発生は、初報から1時間は通知が必要ない

1 つのスコープで受信したアラートについて、一定時間は通知が不要となる場合の具体例を記載します。

設定のポイント

トリガーの実行条件において以下の通り設定することで初報のみアクションを発生させるようにします。

  • 「直近のアクション実行件数を指定値と比較する」
    • 過去 3600 秒間に、アクションが 0「と等しい」回数実行された
      ※「過去 1 時間以内に、アクションが実行された回数が 0 回であった」ことを指定しています

受信スロットの作成

受信スロットを作成します。

画面横のメニューから「受信スロット」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。

ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。

  1. Webhook を選択します
  2. 任意の表示名を入力します
  3. 保存をクリックします

受信スロットが作成され、一覧に表示されます。

表示名をクリックして受信スロットの詳細画面に遷移し、監視システムと連携するための URL を取得します。

スコープの作成

スコープを作成します。

画面横のメニューから「スコープ」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。

ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。

  1. 任意の表示名を入力します
  2. 警戒判定閾値に任意の数値を設定します
  3. 障害判定閾値に任意の数値を設定します
  4. 必要に応じて「深刻度自動復旧の有効化」にチェックを入れ、復旧時間を指定します
  5. 保存をクリックします

ルールの作成

ルールを作成します。

画面横のメニューから「ルール」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。

ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。

  1. 任意の表示名を入力します
  2. 最初に作成した受信スロットを選択します

イベントの設定

「イベント(対象スコープを直接指定)」の「+」をクリックします。

ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。

  1. 「直接指定」を選択します
  2. 作成したスコープを選択します
  3. 作成ボタンをクリックします

イベントの編集画面が表示されるため、以下の通り入力します。

  1. 任意の深刻度名を入力します
  2. 「1」と入力します
  3. プルダウンより「増やす」を選択します

最後に、ルール作成画面を一番下までスクロールし保存ボタンをクリックします。

アクションの作成

アクションを作成します。

画面横のメニューから「アクション」をクリックし、画面右上の「メール」ボタンをクリックします。

ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。

  1. 任意の表示名を入力します
  2. メール送信先の名前とメールアドレスを入力します
  3. 送信するメールの件名を入力します
  4. 送信するメールの本文を入力します
  5. 保存ボタンをクリックします

通知内容の設定については、Kompira AlertHub 基本マニュアル > 設定の流れ > アクションの作成 > 通知内容の設定 を参照してください。

トリガーの作成

トリガーを作成します。

画面横のメニューから「スコープ」をクリックし、スコープの作成 で作成したスコープをクリックします。

スコープの詳細画面に遷移するため、「トリガー」タブをクリックし、画面右端の「+」をクリックします。

ダイアログが表示されるため、任意の表示名を入力します。

実行条件の設定

「実行条件」の「+」をクリックします。

ダイアログが表示されるため、「直近のアクション実行件数を指定値と比較する」を選択し、作成ボタンをクリックします。

実行条件の編集画面が表示されるため、以下の通り入力します1

  1. 3600秒と入力します
  2. 0と入力します
  3. プルダウンより「と等しい」と入力します

最後に、「実行」にて アクションの作成 で作成したアクションを選択し、保存ボタンをクリックします。

以上で、AlertHub 上の設定は終了です。

動作確認

動作確認を行います。

実際にアラートを複数件送信してみると、イベントは都度発生しましたがアクションは最初のイベントの 1 回のみが実行されています。

メールを確認してみると、初報のみアラートを受信したことが確認できました。

1

1 時間(=3600 秒)の間にイベントが複数回発生してもアクションを初報の 1 回のみとするための設定です。