通知内容の設定

メールや webhook 通知内容には、mustache を使って任意の値を埋め込むことができます。

mustache を埋め込める範囲は以下の通りです。

アクションの種類対応範囲
メールTo/Cc/Bcc の名前・メールアドレス、件名、本文
webhookwebhook URL、リクエスト本文、HTTP ヘッダの値

具体的な用途や使用方法については、「設定の流れ > フィールドの指定方法」を参照してください。

値を埋め込むための記法の詳細は、「設定の流れ > アクションの作成 > 値を埋め込む記法」を参照してください。

埋め込むことのできる内容は、下表の通りです。

表記内容
messageアクションを引き起こしたメッセージの情報
relatedMessageCount関連メッセージの件数
relatedMessages関連メッセージの配列
eventアクションを引き起こしたイベントの情報
scopeアクションが起こったスコープの情報
scopeSeveritiesアクションが起こったスコープが持つ全ての深刻度の情報
spaceスペースの情報

設定例

webhook にて受信した内容をアクションのメール通知に埋め込む場合を例に設定します。

「5.4. アクションの作成」の手順通り、メールの設定を行います。

件名と本文の設定の際に、埋め込みたい内容を記載します。

今回は以下の項目が記載されるよう設定しました。

  • 実際にイベントが発生した監視スコープ名({{scope.displayName}}
  • イベントの深刻度名({{event.severityName}}
  • アクションの原因となったメッセージに記載のホスト名({{message.content.data.host}}
  • アクションの原因となったメッセージに記載のステータス({{message.content.data.status}}
  • 関連メッセージ件数({{relatedMessageCount}}
  • アクションが起きたスコープの全ての深刻度({{scopeSeverities}}
  • 元の webhook のリクエストボディ全文({{message.content.body}}

設定完了後、実際に webhook を送信すると設定した内容が埋め込まれ、以下の通りメールを受け取ることができます。