アラートメッセージの中に「error」の文字列があったらメール送信が必要だが、「error.html」であれば送信は必要ない
アラートメッセージに特定の文字列などが含まれることを条件としたい場合の例を記載します。
設定のポイント
処理フローの設定において、正規表現を利用することで該当するアラートを判別します1。
- 「フィールドが正規表現にマッチするかどうか確認する」
message.content.html
が.*error([^\.]|$).*
とマッチ「した」場合
受信スロットの作成
受信スロットを作成します。
画面横のメニューから「受信スロット」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。
- メールを選択します
- 任意の表示名を入力します
- 保存をクリックします
受信スロットが作成され、一覧に表示されます。
表示名をクリックして受信スロットの詳細画面に遷移し、アラートの送信先となるメールアドレスを取得します。
スコープの作成
スコープを作成します。
画面横のメニューから「スコープ」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。
- 任意の表示名を入力します
- 警戒判定閾値に任意の数値を設定します
- 障害判定閾値に任意の数値を設定します
- 必要に応じて「深刻度自動復旧の有効化」にチェックを入れ、復旧時間を指定します
- 保存をクリックします
ルールの作成
ルールを作成します。
画面横のメニューから「ルール」をクリックし、画面右上の「+」ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。
- 任意の表示名を入力します
- 最初に作成した受信スロットを選択します
処理フローの設定
「処理フロー」の「+」をクリックします。
ダイアログが表示されるため、「フィールドが正規表現にマッチするかどうか確認する」を選択し、作成ボタンをクリックします。
処理フローの編集画面が表示されるため、以下の通り入力します1。
message.content.html
と入力します.*error([^\.]|$).*
と入力します- プルダウンより「した」を選択します
イベントの設定
「イベント(対象スコープを直接指定)」の「+」をクリックします。
ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。
- 「受信データのパスで指定」を選択します
- 作成したスコープを選択します
- 作成ボタンをクリックします
イベントの編集画面が表示されるため、以下の通り入力します。
- 指定したいフィールドを入力します
- 「1」と入力します
- プルダウンより「増やす」を選択します
最後に、ルール作成画面を一番下までスクロールし保存ボタンをクリックします。
アクションの作成
アクションを作成します。
画面横のメニューから「アクション」をクリックし、画面右上の「メール」ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるため、以下の通り入力します。
- 任意の表示名を入力します
- メール送信先の名前とメールアドレスを入力します
- 送信するメールの件名を入力します
- 送信するメールの本文を入力します
- 保存ボタンをクリックします
通知内容の設定については、Kompira AlertHub 基本マニュアル > 設定の流れ > アクションの作成 > 通知内容の設定 を参照してください。
トリガーの作成
トリガーを作成します。
画面横のメニューから「スコープ」をクリックし、スコープの作成 で作成したスコープをクリックします。
スコープの詳細画面に遷移するため、「トリガー」タブをクリックし、画面右端の「+」をクリックします。
ダイアログが表示されるため、任意の表示名を入力します。
画面を下にスクロールし「実行」にて アクションの作成 で作成したアクションを選択し、保存ボタンをクリックします。
以上で、AlertHub 上の設定は終了です。
動作確認
動作確認を行います。
実際に受信したアラートに error
の文字列があった場合、深刻度が上昇しアクションが実行されました。
アクション送信先のメールでも、アクションの内容を確認できました。
AlertHub では正規表現の否定先読みが使用できないため、今回は同等の条件を満たすパターンを使用しています。