関連メッセージの設定

関連メッセージの設定について説明します。

関連メッセージは、トリガーの実行条件で時間経過を伴う条件を使用した場合に、その経過時間内にイベントを発生させたメッセージの情報をアクションで利用するための機能です。

関連メッセージの動作

関連メッセージは、トリガーの実行条件で以下の時間経過を伴う条件を使用した場合に利用できます。

実行条件名関連メッセージとする時間方向
指定条件を満たす直近のイベント件数を指定値と比較するイベント発生以前の時間
一定時間経過後のイベントのフィールドを指定値と比較するイベント発生以後の時間
一定時間経過後の指定した名前を持つ深刻度の値を指定値と比較するイベント発生以後の時間
一定時間経過後のスコープステータスを指定値と比較するイベント発生以後の時間


ここでは以下の様な設定をした場合を例に説明します。

- 「変化前の深刻度」が「0」「と等しい」値である
- 深刻度が「増えた」
- 「60」秒経過後、「最新の深刻度」が「1」「以上の」値である

上記の場合、深刻度が「0」から増加するイベントが発生した後に、60秒待機して深刻度が依然として「1」以上だった場合にアクションが実行されることとなります。 ここで、60秒待機している間に同じスコープで発生したイベントに関わるメッセージを「関連メッセージ」として扱うことができます。

なお、トリガーの実行条件に合致してアクション実行の起因となったイベントを発生させたメッセージも関連メッセージに含まれます。