受信データのパスによる指定方法
「受信データのパスで指定」の詳細について説明します。
「受信データのパスで指定」を選択した場合、receiveSlotKind に則ってメッセージの詳細を取得できます。
詳細は、API ドキュメントの alerthub 内、/api/apps/alerthub/actions
「アクションの作成」を参考に設定します。
具体的な使用方法については、「設定の流れ > フィールドの指定方法」を参照してください。
メールの場合
受信スロットがメールの場合、指定できるフィールドは下表の通りです。
指定内容 | 説明 |
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件名:message.content.subject | 受信したメールの件名を指定 |
本文(text):message.content.text | 受信したメールの本文をテキストで指定 |
本文(html):message.content.html | 受信したメールの本文を html 形式で指定 |
送信元アドレス:message.metadata.from.email | 送信元のアドレスを指定 |
送信者:message.metadata.from.name | 送信者の名前を指定 |
webhook の場合
受信スロットが webhook の場合、指定できるフィールドは下表の通りです。
指定内容 | 説明 |
---|---|
リクエストボディ:message.content.body | 受信した JSON のリクエストボディを指定 |
リクエストボディの JSON プロパティ:message.content.data | 受信した JSON のリクエストボディにおける任意の要素を指定 |
リクエストヘッダー:message.metadata.header | 受信した JSON のリクエストヘッダーを指定 |
リクエスト URL:message.metadata.requestUrl | 送信元の URL を指定 |
設定例
「リクエストボディの JSON プロパティを指定する」を使用する場合の設定例です。
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前提
- 今回送信される webhook のリクエストボディの内容は以下の通りです。
- 指定するスコープには、あらかじめ下記の属性が登録されています。
- 設定方法
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プルダウンより、「リクエストボディの JSON プロパティ:message.content.data」を選択し、指定したいリクエストボディの要素を後ろに入力します。
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イベントを設定します。
今回は、①「対象スコープを直接指定」と②「対象スコープを条件指定」を行いました。①「webhook test」のスコープにおいて、「webhook error」という深刻度を 1 増やす設定
②スコープ属性「host」が「01」と一致するスコープに対して、リクエストボディの「host」という項目を深刻度名として、深刻度を 3 にする設定
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上記設定後、該当の webhook を受信すると、下記の通りスコープの深刻度が変化します。
深刻度一覧とイベントでは、イベントにて設定した内容が反映されていることが分かります。
条件指定にて、リクエストボディの「host」を深刻度とする指定をしたため、「01」と表示されています。