AWS へのインストール

AWS(Amazon Web Services)上に構築された Amazon VPC (Amazon Virtual Private Cloud)(以下 VPC)に存在する Amazon EC2 (Amazon Elastic Compute Cloud)(以下 EC2)インスタンスをスキャンする Ksocket のインストール方法です。

スキャン対象となる VPC に Ksocket インストール用の新規 EC2 インスタンスを Ubuntu 20.04 もしくは 22.04 の LTS 64 ビット (x86) で用意し1 ローカルネットワークへのインストール にしたがって Ksocket をインストールしてください。

その際、スキャン動作モード選択では aws を指定してください2

注意

インストール時

2023年11月以降に作成した EC2 インスタンスに Ksocket v2.5.0 以下をインストールしてスキャンした場合、AWS との互換性の問題によりスキャン結果がエラーになる可能性があります。
AWS をスキャンする際は Ksocket v2.5.1 以上の利用を推奨します。

Ksocket はスキャン対象の VPC 毎にインストールしてください。
スキャン対象の VPC 内のハードウェア構成やインストール済みパッケージの取得は、ローカル ネットワークスキャンと同様に行います。
そのため Ksocket に対して適切な 接続情報ファイル を提供し SSH/WinRM/SNMP アクセスを可能にする必要があります。

インスタンス名とインスタングタグ取得時

インスタンス名およびインスタンスタグを取得するには、EC2 Management Console にて「インスタンスメタデータのタグを許可する」設定が必要です。

設定方法については、公式ドキュメントの インスタンスメタデータのタグへのアクセスを許可する を参照してください。

1

EC2 インスタンスとして指定した OS 以外も利用できますが、ここでは説明の簡略化のために限定しています。

2

インストール時にスキャンモードの選択を間違えた場合は 設定コマンド を参照して aws に再設定してください。