Ksocket v1 から v2 への移行

すでに Ksocket v1 がインストールされている場合は、まず設定ファイルおよび設定情報ファイルをバックアップします。

その後、対応する Ksocket ドキュメントにしたがって既存の Ksocket をアンインストールしてから Ksocket v2 を新規インストールします。

設定ファイルの移行

Ksocket v2 では設定ファイルに対して以下の変更点があります。

すべて内部的な設定値のため、利用していない場合は無視してください。

Ksocket v1Ksocket v2
connect.insecureKsocket_INSECURE 環境変数を代わりに利用してください
connect.heartbeat_timeoutconnect.heartbeatTimeout
connect.heartbeat_intervalconnect.heartbeatInterval
connect.resume_timeoutconnect.resumeTimeout
connect.resume_retriesconnect.resumeRetries
connect.resume_plateauconnect.resumePlateau
connect.resume_thresholdconnect.resumeThreshold
connect.request_timeoutconnect.requestTimeout
connect.request_retriesconnect.requestRetries
connect.max_operationsconnect.maxOperations

接続情報ファイルを暗号化している場合

Ksocket v2 は新規インストールが必要なため、接続情報ファイルを ksocket encrypt を利用して暗号化している場合は ksocket decrypt を利用して復号化してください。

暗号化/復号化の詳細は 詳細情報の取得のためのアカウント情報の設定 > 設定ファイルを暗号化/復号化する を参照してください。

systemd を利用している場合

systemd を利用していて ksocket.service ファイルをカスタマイズしている場合は KillMode=process[Service] セクションに加えてください。

以下に ksocket.service の例を記載します。

[Unit]
Description=A RPC like client service for Fixpoint, Inc. Kompira cloud
After=network.target

[Service]
Type=simple
KillMode=process
WorkingDirectory=/opt/fixpoint/ksocket
ExecStart=/opt/fixpoint/ksocket/bin/ksocket connect
StartLimitInterval=10
StartLimitBurst=5

[Install]
WantedBy=multi-user.target

Azure/AWS で利用している場合

新規インストール時の Scan mode 選択で azure もしくは aws を入力してください。