変更履歴

Ksocket に対する特筆すべき変更点について記載します。

2.5.1 - 2024-05-29

  • AWS の Instance Metadata Service 2 (IMDS2) に対応し、IMDSv2 が必須なインスタンスでも aws スキャンモードを利用できるようになりました
    • 2023年11月以降に作成した EC2 インスタンスに Ksocket v2.5.0 以下をインストールしてスキャンした場合、AWS との互換性の問題によりスキャン結果がエラーになる可能性があります。AWS をスキャンする際は Ksocket v2.5.1 以上の利用を推奨します
  • インストーラーのヘルプにおいて、以下の値を -scan-mode オプションに指定できるよう修正しました
    • intranet
    • azure
    • aws
    • googlecloud
  • Windows 版のインストーラーにおいて、インストール処理完了時にインストーラーがユーザーのキー入力待ちになる挙動を、-batch オプションの指定時はスキップするように変更しました

2.5.0 - 2024-03-27

  • Ksocket のスキャンモードに googlecloud を追加し、Google Cloud Compute 上の仮想マシンのスキャンに対応しました
  • Ksocket の動作環境について、 Windows Server 2012 / 2012 R2 のサポートを終了しました
    • 同 OS をスキャン対象とすることは引き続き可能です

2.4.2 - 2023-12-06

  • Ksocket 2.4.1 以降、 WinRM による情報取得で NTLM 認証を使えなくなった問題を修正しました

2.4.1 - 2023-10-11

  • Ksocket 内部で利用している OpenSSL のバージョンを 3.0 に更新しました

2.4.0 - 2023-03-22

  • VMware vSphere API を使用したスキャンにおいて、vCenter / ESXi 上で動作している VM の情報取得に対応しました

2.3.2 - 2023-01-25

  • Linux に対してパスフレーズ付きの鍵を用いた SSH 接続に失敗する問題を修正しました

2.3.1 - 2022-11-30

  • 一部の Linux ディストリビューションにおいて、Ksocket の実行に依存ライブラリのlibpcap.so を別途インストールする必要が生じていていた問題を修正しました

2.3.0 - 2022-11-09

  • VMware vSphere API を使用した vCenter と ESXi の情報取得をサポートしました

2.2.4 - 2022-10-05

  • Ksocket のサポート対象 OS について、正規サポートが終了している下記 3 OS のサポートを終了しました

    • RHEL 6
    • CentOS 6
    • Ubuntu 16.04
  • 設定ファイルのフォーマットが不正な状態で診断コマンドを実行した場合、診断自体がエラーで止まってしまっていた問題を修正しました

2.2.1 - 2022-12-17

  • 特定のスキャン命令が正常に処理されていなかった不具合を修正しました
    ※ 2020/12 時点では Juniper 製品の LLDP 情報収集処理のみが影響しています

2.2.0 - 2020-10-19

  • ARM 64bit(ARMv8 aarch64) 対応版をリリースしました
  • コマンドのヘルプで利用可能コマンド一覧が表示されていなかった不具合を修正しました

2.1.1 - 2020-08-25

  • 一部のサンプル設定ファイルがインストール時に展開されていなかった問題を修正しました

2.1.0 - 2020-05-14

  • Linux(CentOS7) 上の L2TP/IPsec(ppp) インターフェース経由でのスキャンに対応しました

2.0.1 - 2020-04-03

  • 自己診断コマンド ksocket dignostics を ksocket diagnostics にリネームしました
  • 自己診断コマンドにて疏通確認時にホストの SSL 証明書のみを参照していた問題を修正しました

2.0.0 - 2020-04-01

Ksocket リモートアップデート機能対応と ARMv7 のサポートを含んだリリースです。

多数の非互換変更を含むため Ksocket v1 を利用していた方は「Ksocket v1 から v2 への移行」を参照してください。

新機能

  • CPU アーキテクチャとして ARMv7 Little Endian をサポートしました
  • 自己診断コマンドを追加しました
  • デーモン/サービス管理コマンドを追加しました
  • 上書きインストールに対応しました
  • Windows にて RSA 鍵の読み取り権限を ACL を用いて ksocket 実行ユーザーおよび Administrator に限定する機能を追加しました
  • 内部的に利用するため KSOCKET_CONFIG 環境変数による読み取り設定ファイルの切り替え機能を追加しました
  • 内部的に利用している insecure オプションの廃止および KSOCKET_INSECURE 環境変数を追加しました
  • 内部的なオペレーション同時実行数制限 (maxRunningOperations) を導入しました

変更点

  • セマンティックバージョニングを採用しました
  • 設定ファイルの読み込みに失敗した場合にプロセスが終了するように変更しました(非互換)
  • Azure/AWS の自動判定機能の廃止およびスキャンモードを追加しました(非互換)
  • 内部的な設定項目名を snake_case から camelCase に変更しました
  • 内部的な再配置可能 Python を Conda から独自形式に変更しました
  • 内部的な Windows サービスの登録方式を pywin32 方式から NSSM 方式に変更しました

削除予定の機能

  • YAML 形式の設定ファイル

削除された機能

  • 内部的な設定項目を一部廃止しました(非互換)
  • 内部的なコマンドの一部引数を廃止しました(非互換)
  • 内部的なオペレーションプラグイン機構を廃止しました(非互換)
  • 内部的なコマンドプラグイン機構を廃止しました(非互換)
  • 内部的な一部オペレーションを廃止しました(非互換)

バグ修正

  • 一部のアドレス存在確認プロトコルにて OS のルーティングテーブルを考慮しない問題を修正しました
  • ネットワーク遅延等によりオペレーションが重複発行された場合にスキャンが不安定になる問題を修正しました
  • 大量のアドレスをスキャンした際にスキャンが不安定になる問題を修正しました