外部連携構成

いずれかの構成でセットアップした KE2.0 システムの外部に、ジョブマネージャを単体で配置したり、kompira_sendevt をインストールしてメッセージ送信に利用したい場合があります。ここでは、こうした外部連携の構成について説明します。

KE2.0 側での準備

外部にジョブマネージャや kompira_sendevt を配置して、KE2.0 システムと連携させたい場合、KE2.0 システム側で以下の準備が事前に必要になります。

  • AMQPS 接続を許可するファイヤーウォールの設定
  • rabbitmq に外部接続用のユーザの追加とパーミッションの設定

AMQPS の接続許可

まず OS ごとの手順で AMQPS (5671番ポート) の許可設定を行なってください。firewall-cmd を使う場合の例は以下のようになります。KE2.0 がクラスタ構成の場合は全てのノードで許可設定を行なってください。

$ sudo firewall-cmd --add-service=amqps --permanent
$ sudo firewall-cmd --reload

rabbitmq へのユーザ追加

続けて rabbitmq に外部から接続するためのユーザーを追加し、パーミッションを設定してください。 ここでは、ユーザ名 kompira / パスワード kompira で設定する場合の例を以下に示します。

$ docker exec $(docker ps -q -f name=rabbitmq) rabbitmqctl add_user kompira kompira
$ docker exec $(docker ps -q -f name=rabbitmq) rabbitmqctl set_permissions --vhost / kompira '.*' '.*' '.*'