ジョブフローの動作確認による診断手順
DIAG-U3: ジョブフローを実行できるかの確認
ブラウザから以下のようなジョブフローを実行できるか、ジョブフローが成功するかを確認してください。
- 基本的には常に成功するジョブフロー
- リモートジョブを含まない ジョブフロー
- 既存の Kompria オブジェクトに影響を与えないジョブフロー
もっとも単純には、次のようなジョブフローを用意して実行してみてください。
print('OK')
ジョブフローが実行できない場合
ジョブフローが実行できない場合はいくつかの要因が考えられますので、以下のような調査を実施してみてください。
- ライセンスが有効であるか、また、期限内であるかを確認してください。
- 適正なライセンスを更新してください。
- 実行中プロセス数が制限を超えていないか確認してください。
- 自動起動などですでにジョブフロープロセスが多数動作している状況であれば、ジョブフローの実行自体は出来ていることになりますので、次の診断に進んでください。
- ただし、ジョブフロープロセスが多数動作していること自体が想定外であれば、ジョブフローの設計や実装に問題がある可能性があります。ジョブフロー実行に関する設計や実装に問題がないか確認してください。
上記に該当しない場合は、rabbitmq や kengine コンテナで障害が起きている可能性があります。
ジョブフローの実行はできるがジョブフローが異常終了する場合
この場合は、まずジョブフロー自体に問題がないか確認してください。
- プロセスログを確認して想定外のエラーなどが記録されていないか確認してください。
- ジョブフローの実装としてエラーになる状況になっていないか確認してください。
上記に該当しない場合は、rabbitmq, kengine コンテナのいずれかで障害が起きている可能性があります。
クラスタ構成場合は、以下に該当するか調査してみてください。
ジョブフローが正常終了する場合
この場合は、rabbitmq, kengine コンテナは正常に動作していると考えられます。
⇒ 次の診断に進んでください。
失敗する場合、または成否が安定しない場合
この場合は、rabbitmq, kengine コンテナのいずれかで障害が起きている可能性があります。
⇒ コンテナの診断手順を進んでください。
DIAG-U4: リモートジョブが実行できるかの確認
ブラウザから以下のようなリモートジョブを実行できるか、ジョブフローが成功するかを確認してください。
- 基本的には常に成功するジョブフロー
- リモートジョブを含む ジョブフロー
- 既存の Kompria オブジェクトに影響を与えないジョブフロー
もっとも単純には、次のようなジョブフローを用意して実行してみてください。
['echo OK']
成功する場合
ジョブフローが正常終了する場合、
- rabbitmq, kengine, jobmngrd コンテナは正常に動作していると考えられます。
- ⇒ 次の診断に進んでください。
失敗する場合、または成否が安定しない場合
- ジョブフロー自体に問題がないか確認してください。
- rabbitmq, kengine, jobmngrd コンテナのいずれかで障害が起きている可能性があります。