DIAG-U1: システムステータスによる診断手順

ブラウザで Kompira の /.status にアクセスしてシステムステータスの確認してください。

このシステムステータスのエンドポイントは KE v2.0.1 以降で利用できます。

なお、/.status エンドポイントは API アクセスにも対応しています。簡単には format=json というパラメータを付けて /.status?format=json にアクセスすることで、結果を JSON 形式で得ることもできます。

ステータスコードが 200 (NG のコンテナがない場合)

この場合、ホストサーバおよび各コンテナは外形的には正常に動作していると考えられます。

クラスタ構成の場合、kengine と jobmngrd を拡張し、3台が正常に動作しているか確認することをおすすめします。

項目に問題があれば、項目の色が変わり、ステータスは WARNING や ERROR などで表示されます。

ステータスコードが 200 (NG のコンテナがある場合)

システムステータス画面で1つ以上のコンテナが NG として赤く表示される場合があります。

一部のコンテナで異常が発生していてもシステムとしては正常動作が期待できる場合は、HTTP ステータスは 200 となります。 たとえばクラスタ構成において、冗長化されている kengine や rabbitmq は一部で異常が発生していても、過半数で動作している場合はシステム全体としては正常であるとみなします。

(例1) rabbitmq と kengine に何らかの異常が生じている場合

(例2) rabbitmq と kengine と jobmngrd に何らかの異常が生じている場合

(例3) 赤く異状を示している箇所をクリックすると詳細情報が表示されます

異状を示しているコンテナがある場合は、それぞれのコンテナごとに調査を行なってみてください。

ディスクかメモリなどのリソースが不足しているときなど、rabbitmq がアラームを発している場合は、外部的には kengine と jobmngrd がエラーとして表示される場合があります。このときは以下について調査を行なってみてください。

ステータスコードが 502 となる場合

システムステータス画面のステータスコードが 502 となる場合があります。

kompira コンテナに異状が生じている場合、このような状況になる可能性があります。以下の確認を行なってみてください。

ステータスコードが 503 となる場合

システムステータス画面のステータスコードが 503 となる場合があります。

redis に障害が生じている場合

redis コンテナに異状が生じている場合に、このような状況になる可能性があります。以下の調査を行なってみてください。

postgres に障害が生じている場合

postgres コンテナに異状が生じている場合に、このような状況になる可能性があります。以下の調査を行なってみてください。