ログの調査
様々な状況において、原因の特定と対策の検討のための各コンポーネントのログの調査について説明します。
ここではまず各種ログを確認する手順について説明します。
Docker コンテナのログ確認手順
Docker コンテナのログを確認する手順については、以下を参照してください。
Docker Swarm 構成でサービス単位のログを確認する手順については、以下を参照してください。
なお、このログ調査のドキュメントに記載したログのサンプルは、以下のようなホスト構成で取得したものになります。
IP | Host Name | Comment |
---|---|---|
10.20.47.11 | ke2-rhel89-swarm-1 | シングル構成、外部DBシングル構成、クラスタ構成(1号機) |
10.20.47.12 | ke2-rhel89-swarm-2 | クラスタ構成(2号機) |
10.20.47.13 | ke2-rhel89-swarm-3 | クラスタ構成(3号機) |
10.20.47.20 | DB VIP (pgpool/postgres) | クラスタ構成、外部DBシングル構成 |
その他サービスのログ確認手順
コンテナ以外の各サービスのログを確認する方法については、OS ごとのログ管理の手順を確認してください。
以下では Linux システムで一般的な journalctl コマンドによる確認手順の例を示します。
journalctl コマンドの使い方についてはマニュアルを参照してください。
$ man journalctl
docker サービスのログ確認
docker サービスのログを journalctl コマンドで確認します。
$ journalctl -u docker
# or
$ journalctl -u docker.service
最新 N 行のログだけを確認したい場合は、-n オプションで指定します。
# $ journalctl -u docker -n <行数>
# 例:
$ journalctl -u docker -n 10
glusterfs サービスのログ確認
glusterfs サービスのログを journalctl コマンドで確認します。
# 例:
$ journalctl -u glusterd
# 例:
$ journalctl -u glusterd -n 10
# 例:
$ journalctl -u glusterd --since today